“御動座”の読み方と例文
読み方割合
ごどうざ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宮廷すべての大御家族を連れての御動座ごどうざでもあったから、一日もはやく元の御所へと願う女性にょしょうたちのせがみもれての還幸ではあったろう。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「かくなっては、かねてしめし合せていた通り御動座ごどうざ(天皇のお遷幸うつり)を仰ぐしかあるまい。その一策あるのみだ。……やみやみ、座して鎌倉の魔手を待ってよいものか」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)