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御刀
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みはかし
かれここに御合ひしたまひて、その
御刀の草薙の
劒を、その
美夜受比賣のもとに置きて、
伊服岐の山
三一の神を取りに幸でましき。
其時迸り出た血からいろいろの神が成り出ましたが、
御刀の
手上に集れる血
手俣より
漏出て成りませる神の名を
闇𨔆加美ノ神というとある。
ここにその
御刀の
前に著ける血、
湯津石村六に
走りつきて成りませる神の名は、
石拆の神。次に
根拆の神。次に
石筒の
男の神。
尾津の
前八の一つ松のもとに到りまししに、先に、
御食せし時、
其地に忘らしたりし
御刀、
失せずてなほありけり。ここに御歌よみしたまひしく