御井みゐ)” の例文
御井みゐの上より鳴きわたりゆく」の「より」のところでも言及したが、言語は流動的なものだから、大体の約束による用例に拠って極めればよく
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
一柱の御子和知都美わちつみの命は、淡道あはぢ御井みゐの宮にましき。かれこのみこむすめ二柱ましき。いろねの名は繩伊呂泥はへいろね、またの名は意富夜麻登久邇阿禮おほやまとくにあれ比賣の命、いろとの名は繩伊呂杼はへいろとどなり
いにしへふるとりかも弓弦葉ゆづるは御井みゐうへよりきわたりく 〔巻二・一一一〕 弓削皇子
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
かれその子に名づけて木の俣の神といふ、またの名は御井みゐの神といふ。