トップ
>
御不便
>
ごふびん
ふりがな文庫
“
御不便
(
ごふびん
)” の例文
余計な御苦労かけるのが
御不便
(
ごふびん
)
さ。決して私は明さんに、
在所
(
ありか
)
を知らせず隠れていたのに、つい
膝許
(
ひざもと
)
の
稚
(
おさな
)
いものが、粗相で
手毬
(
てまり
)
を流したのが悪縁となりました。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
御不便
(
ごふびん
)
にも思し召したのでござりましょう。
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
御不便
(
ごふびん
)
がありゃ、直ぐにでも柳屋へ引張って行って見せてえや、そしてこの先生がお前さんのことを身に染みて聞いて下すったって話したら、どんなにか喜ぶでしょう。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それと分ってからはお顔を見るにも
御不便
(
ごふびん
)
で、上りかねましたから、こんなに御不沙汰にもなりましたが、もう一度問直そうと、山の井先生がその時は、自分で鴨川の
許
(
とこ
)
へ行ったッていうんです。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
便
常用漢字
小4
部首:⼈
9画
“御不”で始まる語句
御不自由
御不沙汰
御不愍
御不憫
御不浄
御不審
御不興
御不予
御不在
御不服