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從兄妹
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いとこ
ふりがな文庫
“
從兄妹
(
いとこ
)” の例文
新字:
従兄妹
窓の外の櫻を眺めながら、
從兄妹
(
いとこ
)
同士ではあるにしても、女房持ちの眞太郎を、自分の部屋に呼ぶ態度は容易ではありません。
銭形平次捕物控:331 花嫁の幻想
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
伯母さまは、昨夜あんたがお夕飯に下りていつた時に、私の
寢床
(
ねどこ
)
に來て、私が朝、伯母さまや
從兄妹
(
いとこ
)
たちを騷がせるには及ばないと云つたんですもの。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
ほかには、さう/\手代の新六郎、これは私の
甥
(
をひ
)
で、お絹とは
從兄妹
(
いとこ
)
同士、十二の時
孤兒
(
みなしご
)
になつて、それから十年もの間この家で育つてゐる。
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
從兄妹
(
いとこ
)
だと分つてから後、どれ位の間その人やその妹達と一緒に住んでゐたのです?」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
「實はね親分、
從兄妹
(
いとこ
)
同士だけれども、私の娘のお信と一緒にして、末長く見て貰ふ筈でしたよ。足は惡かつたが、智慧の
逞
(
たくま
)
ましい、良い男で——」
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「あなたには親切な伯母さまと
從兄妹
(
いとこ
)
たちがありますよ。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
お辰とは
從兄妹
(
いとこ
)
同士で、知らない仲では御座いませんが、一緒になつたのは、先代に不意の事があつて、一と月も經つてから始まつた話で御座います。
銭形平次捕物控:056 地獄から来た男
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「これは人の命にも
拘
(
かゝ
)
はる大事なことだ、——外でもない、手代の春之助、お前とは
從兄妹
(
いとこ
)
同士ださうだが、あの男が近頃變な素振りを見せなかつたか」
銭形平次捕物控:197 罠に落ちた女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「お舟と和助も、
從兄妹
(
いとこ
)
同士か何かだ。二人づつ相談して口を合せたら、どんな嘘でも通るぢやないか」
銭形平次捕物控:097 許婚の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「待つてくれ、そのお才さんに逢ふ約束といふのを訊き度いが、——
從兄妹
(
いとこ
)
同士でも、若い男と女だ」
銭形平次捕物控:331 花嫁の幻想
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
遠い
從兄妹
(
いとこ
)
同士だし、無類の
堅造
(
かたざう
)
だから、女のゐない國へ行きたいやうな顏をしてゐるでせう。
銭形平次捕物控:232 青葉の寮
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「すると、お孃樣と、手代の新六郎さんと、
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
のお銀さんは、
從兄妹
(
いとこ
)
同士になるわけで?」
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
義父丹後守の
歿後
(
ぼつご
)
は、御小姓組御番頭と役附にはなりましたが、一面、丹後守の娘で、自分とは
從兄妹
(
いとこ
)
の間柄なる本妻の
綾野
(
あやの
)
を嫌ひ、到頭一年經たないうちに、柳橋藝者のお勝を
銭形平次捕物控:035 傀儡名臣
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「え、本當は
從兄妹
(
いとこ
)
同士なんです。でも兄妹といふことにして育てられましたが——」
銭形平次捕物控:201 凉み船
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お粂が自分から飛出せば、菊之助とお勇は丁度良い
配偶
(
つれあひ
)
ぢやないか。二人一緒になれば、
從兄妹
(
いとこ
)
同士で越前屋が立てられる。勝造は娘の出世になることだから、自然遠退くだらう。
銭形平次捕物控:038 一枚の文銭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「へエ——、遠い
從兄妹
(
いとこ
)
同士ですが、來年の春は祝言することになつてをります」
銭形平次捕物控:128 月の隈
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一
徹
(
てつ
)
で短氣ではあるが、町中の評判の良いことから、師匠の鶴吉とは
腐
(
くさ
)
れ縁で、本人は手を切りたがつてゐるが、鶴吉の方でなか/\離さないこと、お優との間は平凡な
從兄妹
(
いとこ
)
同士で
銭形平次捕物控:154 凧の詭計
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
厄明
(
やくあ
)
けの來年は、
從兄妹
(
いとこ
)
同士の
許婚
(
いひなづけ
)
、新六郎と
祝言
(
しうげん
)
させて、幸ひ賣りに出てゐる同業札差の株を千兩といふ大金を積んで買はせ、一軒の家まで持たせてやることに話がきまつてゐるところを
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「結局、娘が綺麗過ぎて、片思ひの男が町内だけでも二三十人居るから、殺し手が多過ぎて困るが、弓で射殺されたとなると、矢は母屋から射込まれたに違げえねえから、
從兄妹
(
いとこ
)
同士のくせに、お通に夢中になつて居る鐵之助の外には下手人は無いことになるよ」
銭形平次捕物控:256 恋をせぬ女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
從
部首:⼻
11画
兄
常用漢字
小2
部首:⼉
5画
妹
常用漢字
小2
部首:⼥
8画
“從兄”で始まる語句
從兄
從兄弟
從兄姉