後來のち/\)” の例文
新字:後来
寤寐ごびにもはなれず起居ききよにもわすれぬ後來のち/\半身はんしん二世にせつま新田につたむすめのおたかなり、芳之助よしのすけはそれとるより何思なにおもひけん前後ぜんご無差別むしやべつ
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
知りたりとて故障のあるではなけれど、氣まづき思ひをさせるだけが厭やなれば、おもてだちたる事の整はざるさまに、何とか宜き手段もあらば、お新が爲の後來のち/\もわるからぬやう
花ごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)