“後仕舞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あとじまい50.0%
あとじまひ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪江さんは一番先に御飯を食べて、部屋へこもった儘音沙汰おとさたがない。唯松ばかり後仕舞あとじまいで忙しそうで、台所で器物を洗う水の音がボシャボシャと私の部屋へ迄聞える。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
四十に近い女将は何かブツブツ言ひながら、店と奥との間を出たり入つたりして後仕舞あとじまひをしている。右奥に見えてゐる階段に音がして四十四五の小役人風の男が降りて来る。
疵だらけのお秋 (新字旧仮名) / 三好十郎(著)