当処あてど)” の例文
旧字:當處
ほうほうと立てる雑木の岨路そばぢゆき、別れみちゆき、当処あてどさへ果てはわかねど、風のまま歩みのままに、行き行けばただ落葉なり。
当処あてども無しに駈けつづけて、二人は疲れ果てた。
ほうほうと立てる雑木の岨路そばぢゆき、別れみちゆき、当処あてどさへ果てはわかねど、風のまま歩みのままに、行き行けばただ落葉なり、前うしろただ落葉なり、かさこそと、また、はらはらと
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)