“張邈”の読み方と例文
読み方割合
ちょうぼう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陳宮は、顔赤らめて、辞し去ったが、その不成功を、陶謙に復命する勇気もなく、そこから陳留の太守張邈ちょうぼうの所へ走ってしまった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は日夜、懊悩煩悶おうのうはんもんしたあげく、終に陳留ちんりゅうはしって、そこの太守張邈ちょうぼうもとへ身を寄せてしまった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
李傕りかく郭汜かくしなどの一味に、中央の大権を握られ、長安を去った彼は、一時、袁術えんじゅつの所へ身を寄せていたが、その後また、諸州を漂泊して陳留の張邈ちょうぼうを頼り、久しくそこに足を留めていた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)