“引拭”の読み方と例文
読み方割合
ひきぬぐ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とにかく、来客——跣足はだしのまま、素袷すあわせのくたびれた裾を悄々しおしおとして、縁側へ——下まではびこる南瓜の蔓で、引拭ひきぬぐうても済もうけれど、淑女の客に、そうはなるまい。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)