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引懸
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ひきか
ふりがな文庫
“
引懸
(
ひきか
)” の例文
欄干
(
らんかん
)
の外部に釘の出ている個所を見つけると、その釘へ、さい
前
(
ぜん
)
の絣の切れを、風で飛ばぬ様にしっかりと
引懸
(
ひきか
)
けて置いて、それから、
帆布
(
はんぷ
)
の影に隠れ、素肌にただ一枚着けていた
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
船の中にも蚊が居るので、主婦は準備して来た
蚊帳
(
かや
)
を
苫
(
とま
)
の角に
引懸
(
ひきか
)
けて低く吊つて、
其処
(
そこ
)
に一緒にゴタゴタに頭やら足やらを入れて寝た。棚の上の三分の
洋燈
(
ランプ
)
は、薄暗く青い
蚊帳
(
かや
)
を照して居た。
朝
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
双
(
そう
)
の角に
引懸
(
ひきか
)
け
鬼桃太郎
(新字新仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
双
(
そう
)
の
角
(
つの
)
に
引懸
(
ひきか
)
け
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
“引懸”で始まる語句
引懸々々