弔火ちょうか)” の例文
道場の正面にある「八幡大菩薩」の神だなに、ぽっと、あかしがともった。しかし、その燈明さえ、晃々あかあかとした光がなかった。弔火ちょうかのように眼にうつって、不吉なかさがかかっている気がするのである。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)