“弓之衆”の読み方と例文

読み方	割合
ゆみのしゅう	100.0%

ゆみのしゅう

弓之衆（ゆみのしゅう）の浅野又右衛門長勝（あさのまたえもんながかつ）なのである。小者小屋に勤めていた頃から、世話になった人なので、格別、礼を篤（あつ）うして、いんぎんに辞儀をした。

新書太閤記：01 第一分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

弓之衆（ゆみのしゅう）ばかりが住んでいるこのお長屋も、きょう彼が見て来た自分の屋敷と、似たり寄ったりの、小さな貧しい家だった。

新書太閤記：02 第二分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

町の雑魚女（ざこめ）や足軽の娘程度なら知らぬことである。弓之衆（ゆみのしゅう）の浅野又右衛門の家庭は、典型的な武家の家だし、あの息女には、ひと通りな教養もある。

新書太閤記：02 第二分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

弓	常用漢字 小２ 部首:⼸ 3画
之	漢検準1級 部首:⼃ 4画
衆	常用漢字 小６ 部首:⾎ 12画