幾稀矣ほとんどまれなり)” の例文
これそもそも人心の奇を好むによるかたその間必然の理勢ありて存するか流行の勢は滔々とうとうとして氾濫の力をたくましくし下土を水にし陵谷をべきにし天下を挙げて深淵に溺没せざるものは幾稀矣ほとんどまれなり
史論の流行 (新字旧仮名) / 津田左右吉(著)