幾変遷いくへんせん)” の例文
旧字:幾變遷
爾来星霜せいそう幾変遷いくへんせんするに従い、自分個人のみにては完全ならざることを悟り、近来真面目に人生を考うるものは、西洋人で東洋にあこがれ、東洋人は西洋をしたう有様にある。
東西相触れて (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
先年板垣伯いたがきはくの内務大臣たりし時、多年国事に奔走ほんそうせし功をでられてか内務省の高等官となり、爾来じらい内閣の幾変遷いくへんせんつつも、専門技術の素養ある甲斐かいには、他の無能の豪傑ごうけつ連とそのせんことにし
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)