“板垣伯”の読み方と例文
読み方割合
いたがきはく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
板垣伯いたがきはく岐阜遭難の際は名言を吐いて生き残られたので少しの悪い所があつた。星氏の最期は一言もないので甚だ淋しい。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
先ずその地を志しひそかに出立しゅったつの用意をなすほどに、自由党解党の議起り、板垣伯いたがきはくを始めとして、当時名を得たる人々ども、いずれも下阪げはんし、土倉庄三郎氏もまた大阪に出でしとの事に
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
先年板垣伯いたがきはくの内務大臣たりし時、多年国事に奔走ほんそうせし功をでられてか内務省の高等官となり、爾来じらい内閣の幾変遷いくへんせんつつも、専門技術の素養ある甲斐かいには、他の無能の豪傑ごうけつ連とそのせんことにし
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)