幽所ゆうしょ)” の例文
「今もまた、仲時召さるというので、何事かと参ってみると、侍側の者から、ご幽所ゆうしょに火のも無うては、夜の御寝ぎょしもおこごえでいらせられる、火桶ひおけをそなえよ、という申しつけだ」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日野資朝の幽所ゆうしょは、どうも城外ではないらしい。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)