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幽愁
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ゆうしゅう
ふりがな文庫
“
幽愁
(
ゆうしゅう
)” の例文
月光に
明瞭
(
めいりょう
)
に照された青年の顔は、端正な目鼻立ちにかすかな
幽愁
(
ゆうしゅう
)
を帯びてゐた。青年はやゝ控へ目に声をかけた。
夏の夜の夢
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
折からここに、彼の
幽愁
(
ゆうしゅう
)
の門をたたいた人物がある。——光秀にとって、それは思いがけない出来事だった。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いかにせば秋の公園の云いがたい
幽愁
(
ゆうしゅう
)
の眺めを破壊し得らるるかと、非常な苦心の結果、新時代の
大理想
(
たいりそう
)
なる「不調和」と「乱雑」を示すべきサンボールとして設立されたものであろう。
曇天
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
幽
常用漢字
中学
部首:⼳
9画
愁
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
“幽”で始まる語句
幽
幽邃
幽霊
幽閉
幽冥
幽界
幽靈
幽寂
幽婉
幽谷