幼気おさなぎ)” の例文
瓦に劣る世をよとはおぼしも置かじを、そもや谷川の水おちて流がれて、清からぬ身に成り終りし、そのあやまちは幼気おさなぎの、迷ひは我れか、なかだちは過ぎし雪の日ぞかし。
雪の日 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)