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幻象
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ふりがな文庫
“
幻象
(
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)” の例文
「ぶどう畑」において、特にわれわれを
愉
(
たの
)
しませるものは、彼自ら、「
幻象
(
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)
の猟人」と呼ぶにふさわしい観察の記録である。
「ぶどう畑のぶどう作り」後記
(新字新仮名)
/
岸田国士
(著)
行くさきざきで風景を賞し、美しい
幻象
(
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)
の貯えができると。
ぶどう畑のぶどう作り
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
これは演劇の本質が「言葉」にあることを発見して、一切の劇的効果を「声と動作とによる」
幻象
(
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)
の中に求めようとする運動であると云へます。
演劇一般講話
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
「葡萄畑」に於て、特にわれわれを愉しませるものは、彼自ら、「
幻象
(
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)
の猟人」と呼ぶに応しい観察の記録である。
「葡萄畑の葡萄作り」後記
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
断片的な
幻象
(
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)
の交錯を企図し、そこからコンチエルトに見る効果を心理的に誘致しようとした作者の野心は、僕の尊敬おく能はざるところであるが、その幻象の
戯曲二十五篇を読まされた話
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
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一疑問符のかもしだす
幻象
(
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)
の深さを見給へ。しかしこれは、一寸した発見に過ぎない。なぜなら、これは稲垣氏に何ものをも加へることにならないであらうから。
戯曲二十五篇を読まされた話
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
物語の
幻象
(
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)
化、或は、眼と耳に愬へる心理的感覚的リズムの流れといふ共通の表現手段による点で、少くとも、姉妹芸術中最も相似たるものといふことができよう。
映画の演劇性
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
言葉の
幻象
(
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)
を透して感じ得る生命の躍動であります。戦慄の波であります。言葉——それは広義の言葉であります。直接間接の思想、意志、感情の表示であります。
演劇一般講話
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
敵味方の空軍入乱れての戦闘は、音響的に、生彩ある
幻象
(
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)
を作ることがこれまた相当困難であらう。
空襲ドラマ
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
此の舞台の
幻象
(
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)
(眼と耳を通じて心に訴へる一切のもの)は見物のイリユウジョン乃至
想像
(
イマジネエシヨン
)
と相俟つて、一つの陶酔境を実現する、そこまで行けばいゝのであります。
演劇一般講話
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
常識的観察より超常識的観察へ——因襲美より独創美へ——道義的価値批判より現象的興味へ——説明的論理的叙述より暗示的綜合的想念喚起へ——言葉の意味より言葉の
幻象
(
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)
へ
自問自答:――所謂「新感覚派」の為めに――
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
文学は言葉の意味よりも
幻象
(
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)
を、内容よりも効果を重んずべきである。
劇作家としてのルナアル
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
「裏面の詩」は無限に拡大する言葉の
幻象
(
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)
である。
劇作家としてのルナアル
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
幻
常用漢字
中学
部首:⼳
4画
象
常用漢字
小5
部首:⾗
12画
“幻”で始まる語句
幻
幻影
幻想
幻燈
幻覚
幻滅
幻像
幻術
幻想的
幻術師