平人へいにん)” の例文
関白家の罪は関白の例を引き行はるきの事、もつとも理の正当なるべきに、平人へいにんの妻子などのやうに、今日の狼藉らうぜき甚だ以て自由なり、行末ゆくすゑめでたかるべき政道にあらず、あゝ、因果のほど御用心候へ
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)