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干鱈
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ほしだら
ふりがな文庫
“
干鱈
(
ほしだら
)” の例文
バラックの楽園に住みつくようになってから、石田氏は急に爺むさくなり、日乾しのきいた
干鱈
(
ほしだら
)
の枯淡な風情で、人間らしい情緒などは、どこからも感じられなくなってしまった。
我が家の楽園
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
食物としては米、味噌が主で、味噌の実にはそこらに生えている植物をつかった。
罐詰
(
かんづめ
)
類は重いので、せいぜい福神漬か大和煮を、それもたくさんは持っていかず、動物性
蛋白
(
たんぱく
)
質は
干鱈
(
ほしだら
)
だった。
飢えは最善のソースか
(新字新仮名)
/
石川欣一
(著)
“干鱈(
棒鱈
)”の解説
棒鱈(ぼうだら)とは、日本のマダラの干物のこと。日持ちしないタラを流通させるために、古くから加工されてきた保存食である。主に煮物に用いられ、ほろほろとした食感と独特の風味に特徴がある。干鱈(ひだら)とも呼ぶ。北欧でもよく似た見た目のタラの干物が作られており、中でも塩漬け干物は輸出先のポルトガルやスペインのバスク地方などではバカラオと呼ばれている。
(出典:Wikipedia)
干
常用漢字
小6
部首:⼲
3画
鱈
漢検準1級
部首:⿂
22画
“干”で始まる語句
干
干乾
干戈
干潟
干物
干支
干瓢
干渉
干魚
干上