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干葉
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ひば
ふりがな文庫
“
干葉
(
ひば
)” の例文
干葉
(
ひば
)
の縄が切れて干葉が散らばってる。
蓆切
(
むしろき
)
れが飛び散っている。そんな光景の中に、
萱葺
(
かやぶき
)
屋根には、ところどころに何か立枯れの草が立ってる。
新万葉物語
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
門番呆れて、「
汝等
(
きさまら
)
何が買えるもんか。
干葉
(
ひば
)
や豆府の
滓
(
から
)
を売りやしまいし、
面桶
(
めんつう
)
提げて残飯屋へ
行
(
ゆ
)
くが
可
(
い
)
い、馬鹿め。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
干葉
(
ひば
)
のゆで
汁
(
じる
)
悪くさし」「掃けば跡から
檀
(
まゆみ
)
ちるなり」「じじめきの中でより出するり
頬赤
(
ほあか
)
」
連句雑俎
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
彼等は何れも夏の青みを失つて——種類がちがふのかも知れないが——出来のわるい
干葉
(
ひば
)
のやうな色をしてゐた。臭ガメのあの臭い汁も今ではもう蒸発し切つてゐるやうだつた。
ジガ蜂
(新字旧仮名)
/
島木健作
(著)
「あい、牛蒡の
干葉
(
ひば
)
と黒焼の
生姜
(
しょうが
)
——。」
釘抜藤吉捕物覚書:02 梅雨に咲く花
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
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「
干葉
(
ひば
)
と
生姜
(
しょうが
)
の黒焼。」
釘抜藤吉捕物覚書:02 梅雨に咲く花
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
干
常用漢字
小6
部首:⼲
3画
葉
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“干葉”で始まる語句
干葉湯