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干割
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ひわ
ふりがな文庫
“
干割
(
ひわ
)” の例文
その裾の辺りへ去年の枯れ草を茂らせ、ところどころ壁土を落とした
築地
(
ついじ
)
。鋲は錆び、瓦は
破損
(
いた
)
み、久しく開けないために、扉に
干割
(
ひわ
)
れの見える大門。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
道は、その日の午後、やっと一つの山の小道へかかったが、木々の葉は
萎
(
な
)
えて、風は死し、谷はあるが、水は
涸
(
か
)
れ、岩は
干割
(
ひわ
)
れして、
滴
(
したた
)
る清水の一ト
雫
(
しずく
)
もない。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ぱち/\とものゝ
干割
(
ひわ
)
れるおとがすさまじく、逃げ場にまよわれるお女中がたのうなりごえと悲鳴とがびゅう/\という
火炎
(
かえん
)
のいぶきといっしょにきこえ出しましたが
盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
干割
(
ひわ
)
れた
咽喉
(
のんど
)
恥の歌
(新字旧仮名)
/
富永太郎
(著)
干
常用漢字
小6
部首:⼲
3画
割
常用漢字
小6
部首:⼑
12画
“干割”で始まる語句
干割戸