帽子シャッポ)” の例文
いつかも銭湯で帽子シャッポをかぶり、股引をはいたまま、あわや湯槽ゆぶねへ入ろうとして評判になったし、裸で涼んでいてフイと用事を思い出し
初看板 (新字新仮名) / 正岡容(著)
そのわきへ、喜太郎様が、帽子シャッポかぶりで、あおくなって附添った、背後うしろへ持明院の坊様がの衣じゃ。あとから下男下女どもがぞろぞろときました。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あか帽子シャッポは兵隊さん、西郷に追われて、トッピキピーノピー。」
思い出草 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と思うと直ぐ鼻の先に居る下足番に帽子シャッポを脱いで聞いた。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
〽紅あか帽子シャッポは兵隊さん、西郷に追われて
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)