常盤井ときわい)” の例文
公卿くげ常盤井ときわい殿へ伺候して拝謁はいえつを願い出たら、折しも十二月の中旬というのに、垢じみた衣冠いかんすらなく、夏のままな単衣ひとえ蚊帳かやを上にまとうて会ったということである。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)