帰京かえり)” の例文
旧字:歸京
実は何ですて、わたしも帰京かえりはしても一日泊まりですぐとまた広島ここに引き返すというようなわけで、そんな事も耳に入らなかッたですが。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
飯田町いいだまちのお嬢様はお帰京かえり遊ばす、看護婦さんまで、ちょっと帰京かえりますし、今日はどんなにさびしゅうございましてしょう、ねエ奥様。茂平もへい(老僕)どんはいますけれども
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「まあ、明日あす帰京かえり遊ばすんで。へエエ。せっかくおなじみになりかけましたのに」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)