帯皮おびかわ)” の例文
そこまではいいが、とたんに、下腹を座席へ固くしめつけているはずの生命の帯皮おびかわにわかかにゆるみ、からだが逆さになって、その緩んだ帯皮から、だらりとぶらさがる。機を放れて、単身たんしん墜落の感じだ。
三重宙返りの記 (新字新仮名) / 海野十三(著)