“師重”の読み方と例文
読み方割合
もろしげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村上源氏の久我家から分れた権大納言師重もろしげの子。すでに一度致仕ちししておったが、建武中興の後再び仕えて、従一位に昇り、北畠准后じゅごうといわれた。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
やがて巴の前に、武蔵国の住人、御田おんだの八郎師重もろしげという大剛力の者が三十騎余りで現れた。
すでに、直義ただよしだの、こう師泰もろやす師重もろしげ、南遠江守、畠山阿波守、細川顕氏あきうじなどは、先にべつな所から上がっており、尊氏は執事の師直もろなお、仁木、石堂、上杉、吉良などの幕将をつれて、陸に立った。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)