めずら)” の例文
私のようなことを言って救いを乞いに廻る者もめずらしくないところから、また例のぐらいで土地の者は対手あいてにしないのだ。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
それから、二三日経ってある朝、銭占屋は飯を食いかけた半ばにふと思いついたように、めずらしく朝酒を飲んで、二階へ帰るとまた布団を冠って寝てしまった。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)