ねご)” の例文
而してその他の人々に至つては徒らに『鉄鎖を求め埒内に止まらんこと』のみをねごふてゐる。
恋愛と道徳 (新字旧仮名) / エレン・ケイ(著)
ねごうてもない良縁ではありますが、玄徳も大丈夫を以て任じてはいるものの、年すでに五十、ご覧のごとく、鬢髪びんぱつにはやや白いものを呈しておる。聞説きくならく、呉侯のお妹は、なお妙齢佳春の人という。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)