“布覆”の読み方と例文
読み方割合
おおい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、それへ代るに、さきに強力ごうりきの兵が、地へ下ろして並べておいた十一箇の行嚢こうのうを、一台に二箇、或いは三箇と積んでしまい、すっぽりと布覆おおいをかぶせるやいな
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのはず、梁中書りょうちゅうしょ夫妻からさい大臣へ贈らるべき金銀珠玉は、ここに道をかえてしまったのだ。それにしても、江州車七輛の布覆おおいの下、十万貫の宝財は、そもどこへ運び去られていくのだろうか。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)