巨船きょせん)” の例文
また動物はにしません。象のようなものです。草と小さな魚を食事にしているのです。けれどその力は強く、いちど怒ったら巨船きょせんでもうち沈めるだけの事をやります。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「おう。来るぞ来るぞ。こっちへ来る。でかい汽船だ。一万トン以上の巨船きょせんだ」
恐竜艇の冒険 (新字新仮名) / 海野十三(著)
二人が手を取り合って、最後の覚悟を語りあっているところへ、横合から漂然ひょうぜんと流れて来た一個の巨船きょせん——それこそ意外中の意外、というべき猿田飛行士が乗り逃げをしたはずの新宇宙号だった。
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)