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巧過
ふりがな文庫
“巧過”の読み方と例文
読み方
割合
うます
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うます
(逆引き)
「……蔡兄弟からも、さきに呉へ帰った
闞沢
(
かんたく
)
からも、かように申し越してきたが、ちと、はなしが
巧過
(
うます
)
ぎるきらいもある。さて、これへの対策は、どうしたものか」
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「憎い奴等だ。地獄の釜の中へ、
眞
(
ま
)
つ
逆樣
(
さかさま
)
に叩き込み度いほど憎い奴等だが、仕組みが
巧過
(
うます
)
ぎて、手も出せない——口惜しいが
極
(
き
)
め
手
(
て
)
になる證據が一つも無いのだよ」
銭形平次捕物控:305 美しき獲物
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
ある時、子貢が二三の
朋輩
(
ほうばい
)
に向って次のような意味のことを述べた。——夫子は巧弁を
忌
(
い
)
むといわれるが、しかし夫子自身弁が
巧過
(
うます
)
ぎると思う。これは
警戒
(
けいかい
)
を要する。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
巧過(うます)の例文をもっと
(3作品)
見る
巧
常用漢字
中学
部首:⼯
5画
過
常用漢字
小5
部首:⾡
12画
“巧”で始まる語句
巧
巧者
巧妙
巧緻
巧拙
巧言
巧言令色
巧々
巧手
巧奴
“巧過”のふりがなが多い著者
中島敦
吉川英治
野村胡堂