“左吉松”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さきまつ50.0%
ききまつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わざ/\細引に罠を拵へて人を縛る者はないよ。左吉松さきまつほどの達者な男が、罠へ手を突つ込んで縛られるのも變ぢやないか」
「親分、溜飮が下がりましたぜ。あの二千五百兩といふ大金を入れた錢箱が三つ、左吉松さきまつの死骸の下の、ふさいだの下から出て來た時には」
「俺だつて驚くよ。——寶山樣の罰で、左吉松ききまつが殺されたと言はされちや——でも、世間にはさう思はせて置く方が無事だらうよ」