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さきまつ
ふりがな文庫
“さきまつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
左吉松
50.0%
咲松
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左吉松
(逆引き)
「わざ/\細引に罠を拵へて人を縛る者はないよ。
左吉松
(
さきまつ
)
ほどの達者な男が、罠へ手を突つ込んで縛られるのも變ぢやないか」
銭形平次捕物控:219 鐘の音
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「親分、溜飮が下がりましたぜ。あの二千五百兩といふ大金を入れた錢箱が三つ、
左吉松
(
さきまつ
)
の死骸の下の、
塞
(
ふさ
)
いだ
爐
(
ろ
)
の下から出て來た時には」
銭形平次捕物控:219 鐘の音
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
左吉松
(
さきまつ
)
を眠らしてしまへば、自分が一人占めになることに氣が付いた——左吉松は自分で自分を縛つて居る、左吉松の自慢の
匕首
(
あひくち
)
は、その膝の前に轉がつて居る
銭形平次捕物控:219 鐘の音
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
さきまつ(左吉松)の例文をもっと
(1作品)
見る
咲松
(逆引き)
その時
咲松
(
さきまつ
)
という若い芸者が私の顔を見て、「またトランプをしましょう」と云った。私は
小倉
(
こくら
)
の
袴
(
はかま
)
を
穿
(
は
)
いて四角張っていたが、懐中には一銭の
小遣
(
こづかい
)
さえ無かった。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その
後
(
ご
)
私は「
御作
(
おさく
)
が好い御客に引かされた」という
噂
(
うわさ
)
を、
従兄
(
いとこ
)
の
家
(
うち
)
で聞いた。従兄の家では、この女の事を
咲松
(
さきまつ
)
と云わないで、常に御作御作と呼んでいたのである。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
さきまつ(咲松)の例文をもっと
(1作品)
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