カサ)” の例文
またあるいはカサをカサとも感ずる。すなわちその海藻がカサブタのような形ではないかとも想像する人がないとも限らない。また重なることもカサというからあるいはそれを重畳の意味にとらんでもあるまい。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
印税のカサばかりを、万円、万円と算えて、うつゝを抜した。
幽霊の出る宮殿 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)