“崩屋根”の読み方と例文
読み方割合
くずれやね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……土塀の崩屋根くずれやねを仰いで血のような百日紅さるすべりの咲満ちた枝を、涼傘ひがささきくすぐる、とたまらない。とぶるぶるゆさゆさとるのに、「御免なさい。」と言ってみたり。
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……土塀の崩屋根くずれやねを仰いで血のやうな百日紅さるすべり咲満さきみちた枝を、涼傘ひがささきくすぐる、とたまらない。とぶる/\ゆさ/\とるのに、「御免なさい。」と言つて見たり。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)