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岐蘇
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きそ
ふりがな文庫
“
岐蘇
(
きそ
)” の例文
同じやうに内地の交通がひらけ、わたしの郷里に當る
岐蘇
(
きそ
)
山道のひらけたのもまたあの萬葉時代であつたと考へて見ることも樂しい。
桃の雫
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
この恵那峡は木曾川の中流である中津川駅の
傍
(
そば
)
から大井町に至る水程三里の間にあって、
岐蘇
(
きそ
)
渓谷中の最勝の奇景であるといわれている。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
岐蘇
(
きそ
)
太郎、栄次郎という二人の男子があって、次男の栄次郎は異才といわれる腕をもっていた。
花も刀も
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
岐蘇
(
きそ
)
の猿酒は以前信州の俳友より到来して呑みたるが、こは深山の木の
股
(
また
)
、節穴などの中に猿秋の木実を拾い取り運び置きたるが、雨露の
雫
(
しずく
)
に熟し腐るを山賤見出して持ち返り
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
妻籠
(
つまご
)
通り過ぐれば三日の間寸時も離れず馴れむつびし
岐蘇
(
きそ
)
河に別れ行く。何となく名残惜まれて若し水の色だに見えやせんと木の間/\を覗きつゝ辿れば
馬籠
(
まごめ
)
峠の麓に来る。馬を尋ぬれども居らず。
かけはしの記
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
▼ もっと見る
斎藤拙堂の「
岐蘇
(
きそ
)
川を下るの記」に曰く
日本ライン
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
岐
常用漢字
小4
部首:⼭
7画
蘇
漢検準1級
部首:⾋
19画
“岐蘇”で始まる語句
岐蘇路
岐蘇太郎