“山脚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんきゃく50.0%
やまあし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
樟林を出ると一方には妙見の山脚さんきゃくが絶壁をなして間近に迫って来ており、一方はまた絹笠の山脚がゆるやかに延びて、美しい傾斜面を作っている。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
千々岩ちぢわ灘に対して立つ時、足下あしもとに深く落込おちこんでいる渓谷は、絹笠の山脚さんきゃくと妙見の山脚が作る山領さんりょう谷である。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
山脚やまあしは海の中に、山頂は雲の中に、山腹は雪の中にもみにもまれながら、決して動かないものが始めて君たちの前に現われたのだ。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)