“山曲輪”の読み方と例文
読み方割合
やまぐるわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ドーンと、下から入口をふさいでしまわれると、山曲輪やまぐるわの一しつにはもう、竹童と咲耶子、たッたふたりきりになってしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ウム、それじゃてっきり、山曲輪やまぐるわつうじる間道だろう、先を一つさぐってみてくれ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ただならぬ怪影かいえいを見つけたとりで番士ばんしは、なにかとおどろいて、へん小幡民部こばたみんぶにつげた、その夜、自然城しぜんじょう山曲輪やまぐるわには、巽小文治たつみこぶんじ山県蔦之助やまがたつたのすけも、虫の知らせか、しきりに伊那丸いなまる安否あんぴ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)