“居据(ゐす)” の例文
これは若い時分旋盤工だつたがシャフトに捲きつけられて片腕を失つてから、お情で倉庫の番人にまはされ、それから三十年も此(こ)の消耗品倉庫の暗い穴に居据(ゐす)わつてゐる爺(ぢい)さんだ。
煤煙の匂ひ (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)