尾長おなが)” の例文
すぐ悔いを覚えたものの——『これほどな馬数うまかずにも、あれにまさるは見うけません。容貌かおだちひとみ尾長おながなど、名馬のそうを、ことごとくそなえたものです』
春には松露しょうろが沢山取れるという松林の中には、所々に名もない箪が出てるきりだったが、その代りに、尾長おながと俗に呼ばれてる白と黒と灰と三色の美しい鳥が沢山居た。
月明 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
三日みかの花鸚鵡おうむ尾長おなが鳥軍とりいくさ 重五じゅうご
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
尾長おなが蛆虫うじむし成敗ぞする
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)