“尾張国”の読み方と例文
読み方割合
おわりのくに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尾張国おわりのくにでは、犬山に一日、名古屋に四日いて、東海道を宮に出て、佐屋を経て伊勢国いせのくにに入り、桑名、四日市、津を廻り、松坂に三日いた。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ところが、同じ時に尾張国おわりのくに片輪の里に力強き女がいた。この女は、きわめて小柄こがらの女であった。大力の聞え高い元興寺の道場法師の孫に当っていた。
大力物語 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
尾張国おわりのくにの名古屋を中心とするのが愛知県であります。名古屋城は今も昔の姿を変えず、下にはほりを漂わせ、高い石垣の上にそびえ立つ様は壮大であります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)