尾崎紅葉おざきこうよう)” の例文
私の想像する新文学——そのころの新文学というと申すまでもなく尾崎紅葉おざきこうよう幸田露伴こうだろはん崛起くっきした時代で、二氏を始め美妙びみょう鴎外おうがい
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
明治文壇を硯友社けんゆうしやの一派が風靡ふうびしたおりとて、紅葉館の女中の若い美女たちが、互いに好き好きの作者に好意を持つようになったのは、硯友社の尾崎紅葉おざきこうよう氏が芝公園近くに生れて
大橋須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
これは主として長田秋濤おさだしゅうとう君の斡旋あっせんで成立したらしく、西園寺さいおんじ侯を主賓として、福地桜痴ふくちおうち末松青萍すえまつせいひょう尾崎紅葉おざきこうよう高山樗牛たかやまちょぎゅうの四氏、ほかに松居君と榎本虎彦えのもととらひこ君とわたしの三人が加えられた。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)