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尤
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とがむ
ふりがな文庫
“
尤
(
とがむ
)” の例文
今は疑ふべくもあらず、彼は
正
(
まさし
)
く人目を避けんと為るなり。
則
(
すなは
)
ち人を懼るるなり。故は、自ら
尤
(
とがむ
)
るなり。彼は果して何者ならん、と貫一は
愈
(
いよい
)
よ深く怪みぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
又想ふに、彼は決して自ら
尤
(
とがむ
)
るところなど有るに非ずして、
止
(
た
)
だその
性
(
せい
)
の
多羞
(
シャイ
)
なるが故のみか、未だ知るべからず。この
二者
(
ふたつ
)
の
前
(
さき
)
のをも取り難く、さすがに後のにも
頷
(
うなづ
)
きかねて、彼は又
新
(
あらた
)
に
打惑
(
うちまど
)
へり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“尤”の解説
尤(ゆう)は漢姓の一つ。『百家姓』の19番目の姓である。中国の福建省と台湾に多い。2020年の中華人民共和国の統計では人数順の上位100姓に入っていないが、台湾の2018年の統計では85番目に多い姓で、32,176人がいる。
現在の多くは王審知が閩の王となった時、閩国内の「沈」姓が同音の「審」を忌避するために改姓したものだと見られる。
(出典:Wikipedia)
尤
漢検準1級
部首:⼪
4画
“尤”を含む語句
尤物
御尤
尤至極
見尤
不尤
尤之次第
尤千万
尤様
尤異
御尤様
御無理御尤
罪尤
至極尤
蚩尤