“小館”の読み方と例文
読み方割合
こやかた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蓬子よもぎこ(常磐の忠実な召使い)牛若や乙若の子守もりをしていたが、今も壬生みぶ小館こやかたに仕え、文覚とは、保元の焦土で知りあった仲。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
常磐ときわ(二十三歳)義朝の愛人、今若、乙若、牛若の三児をかかえ、捕われて、その子たちの助命を清盛に乞う。ちまたには、清盛とのうわさがいろいろ取沙汰され、今は壬生みぶ小館こやかたにかこわれている。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
入口の瀟洒しょうしゃな新しい小屋や小館こやかたうまっていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)