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小菊紙
ふりがな文庫
“小菊紙”の読み方と例文
読み方
割合
こぎく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こぎく
(逆引き)
汗ばんだ額ぎわの白粉を
小菊紙
(
こぎく
)
でたたいて、日傘をたたみながら暫くそこに休んでいますと、どこかでかすかな人声が流れました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
露八が訊くと、茶の間に立って、厚帯の間から、
小菊紙
(
こぎく
)
だの、鏡だの、
櫛
(
くし
)
たとうだのを、ぽんぽんと出してはそこらへ抛り散らしながら
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
軽い
咳
(
せき
)
がこみ上げてきた。細ッそりとした肩のあたりで
箪笥
(
たんす
)
の
鐶
(
かん
)
が揺さぶれる。と、二ツ三ツ
咽
(
むせ
)
びながら、お米は
小菊紙
(
こぎく
)
を出して口を押さえた。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小菊紙(こぎく)の例文をもっと
(5作品)
見る
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
菊
常用漢字
中学
部首:⾋
11画
紙
常用漢字
小2
部首:⽷
10画
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