トップ
>
小米
>
こよね
ふりがな文庫
“
小米
(
こよね
)” の例文
「今もネ、花ちやん」と丸井老人は真面目顔「例の
芸妓殺
(
げいしやころし
)
——
小米
(
こよね
)
の一件に
就
(
つい
)
て先生に伺つて居た所なんだ」と言ひつゝ
盃
(
さかづき
)
差し
出
(
いだ
)
す
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
ぼたんが
小米
(
こよね
)
になった。おしょさんのうちへあそびに来た。いつも楽屋や舞台で、知りきった顔なのに、この少年は背広を着てきて、キチンと座っている。一言も口をきかない。
旧聞日本橋:19 明治座今昔
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
多くの新聞には、兼吉が是れ迄も
数々
(
しば/\
)
小米
(
こよね
)
と云ふ婦人に金の迷惑を掛け、今度の凶行も、婦人が兼吉の無心を
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
今ま貴女の
仰
(
おほ
)
せられた金山と言ふ大名華族の老人が、其頃
小米
(
こよね
)
と申す婦人を
外妾
(
めかけ
)
の如く致して居たので、
雇主
(
やとひぬし
)
——其の
芸妓屋
(
げいしやや
)
に於ては非常なる
恐慌
(
きやうくわう
)
を
喫
(
きつ
)
し、又た婦人の
実母
(
はゝ
)
からは
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
“小米”の解説
小米(こごめ)とは籾殻を取り除く(籾摺り)時に割れたりして、ふるいにかけたときに選別された小さな米のこと。
米の生育の過程で、その気象条件によりお米にヒビが入ることがよくあり、それを籾摺りすると割れがたり、正常な米粒と割れたりした米粒(小米、または砕け米と呼ぶ)に分かれます。
籾摺り後に小米取り機(シフター)という機械で振るって選別する。
小ごめが混じると、炊飯の際にムラが生じるので、食べたときに食感が悪くまずく感じるといわれている。
(出典:Wikipedia)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
米
常用漢字
小2
部首:⽶
6画
“小米”で始まる語句
小米花
小米桜
小米柳