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小狐家
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おぎつねけ
ふりがな文庫
“
小狐家
(
おぎつねけ
)” の例文
体好く書生にされて私は
忌々
(
いまいま
)
しくてならなかったが、しかし其でも
小狐家
(
おぎつねけ
)
を出て了う気にはならなかった。初の
中
(
うち
)
は国元へも折々の
便
(
たより
)
に不平を漏して遣ったが、其も
後
(
のち
)
には
弗
(
ふつ
)
と止めて了った。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
沸々
(
ぶつぶつ
)
言ったって
関
(
かま
)
わないが、斯ういう処を
傍
(
はた
)
から看たら、
誰
(
たれ
)
が眼にも私は立派な
小狐家
(
おぎつねけ
)
の書生だ。伯父さんの先生の
畜生
(
ちくしょう
)
、自分からが其気で居ると見えて、或時
人
(
ひと
)
に
対
(
むか
)
って
家
(
うち
)
の書生がといっていた。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
狐
漢検準1級
部首:⽝
9画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“小狐”で始まる語句
小狐